学習計画が合否を分ける理由
医学部受験において、学習計画は最も重要な要素の一つです。
努力や根性、長時間の勉強だけで合格に近づけるほど、医学部入試は単純ではありません。重要なのは、「何を、どの順番で、どの深さまで、どのくらいのペースで進めるのか」を、現実的かつ精密に設計することです。
これが曖昧なまま勉強を続けてしまうと、本人は頑張っているつもりでも、結果に結びつかない状態が長く続いてしまいます。
現状分析なくして計画なし
学習計画を立てるためには、まず現状を正確に把握する必要があります。
現在の学力がどの位置にあり、医学部合格に必要なレベルとどれほどの差があるのか。このギャップを把握しなければ、スタート地点も目標設定も曖昧なままになってしまいます。
また、この分析は模試やペーパーテストの結果だけでは不十分です。実際に授業、できればマンツーマンで指導を行い、問題に対する反応や理解のスピード、説明を受けたときの飲み込み方を見ることで、初めて見えてくるものが多くあります。
成績不振の原因が、知識不足なのか、理解の浅さなのか、アウトプットの問題なのかは、直接接してみなければ判断できないケースがほとんどです。
学習歴と生活習慣も重要
さらに、これまでの学習歴を丁寧に振り返ることも欠かせません。
時には中学時代まで遡り、どの教科・どの単元でつまずいたのか、曖昧なまま残っている部分はどこなのかを確認する必要があります。
加えて、現在の生活習慣も重要な要素です。睡眠時間、部活動や習い事の有無、1日の学習時間、集中力が続く時間帯などを把握することで、机上の理想論ではない「実行可能な計画」が見えてきます。
こうしたカウンセリングのような面談を通じて、偏差値や判定だけでは見えない情報を捉えることができます。
計画は作って終わりではない
こうして分析した情報をもとに、生徒一人ひとりに合った学習計画を作成します。
ただし、計画は一度作って終わりではありません。実際に進めてみると、想定通りにいかないことは必ず起こります。理解に時間がかかる単元があれば調整が必要ですし、逆に想定より早く進むこともあります。
大切なのは、現状を常にチェックしながら計画を更新し続けることです。固定された完成形のカリキュラムは存在せず、学習計画は常に変化し続けるものだと考えるべきです。
計画の「匙加減」はプロの仕事
学習計画は「誰でも作れる」と思われがちです。
問題集や参考書をページ数で割り、日割りでエクセルに落とし込んだことがある人も多いでしょう。その意気込み自体は素晴らしいものです。ただ、その計画を最後まで達成できたでしょうか。
張り切って詰め込みすぎ、少し崩れただけで「もういいや」とリセットしてしまう。気分で勉強量にムラが出て、そんな自分に嫌気がさす。あるいは、計画を作ること自体が楽しくなり、「あれもこれも」とマス目を埋めることが目的になってしまう。
こうしたケースは決して珍しくありません。だからこそ重要なのが「匙加減」です。この匙加減は、数多くの受験生を見てきたプロの方が圧倒的に精度が高い。経験値が違うからです。
医学部合格は、才能ではなく、設計と継続の結果です。メディカルウイングでは、学習計画の設計だけでなく、それを淡々と遂行させる人と環境を重視しています。朝から晩までの安定した学習環境、声かけや進捗確認、軌道修正。
この積み重ねこそが、最終的に大きな差を生むと、私たちは考えています。