大学受験の願書提出や受験票に欠かせない証明写真。
たかが写真と思って適当に済ませてしまうと、仕上がった写真が指名手配のモンタージュ写真のようになり、思わぬストレスを抱えることになりかねません。
ここでは、大学受験の証明写真を適切に撮る方法と、その重要性について詳しく解説します。
証明写真機での自撮りがNGな理由
最近の証明写真機は高性能になり、画質の面では写真館に匹敵することもあります。
しかし、最大の問題は“顔の印象”です。
顔が傾かないようにという配慮ではあるのですが、証明写真機のガイドに律儀に従って撮影してしまうと、あなたの顔が見事に左右対称にプリントされ、結果として「犯罪者っぽい」顔になってしまう危険があります。
なぜか「犯罪者っぽい」のかというと、指名手配のモンタージュ写真は左右対称の顔で作成されることが多いため、人は無意識に左右対称の顔を「怖い」「問題がありそう」と認識してしまうのです。証明写真機のガイドラインに従って撮ると、まさにこの左右対称の「不気味な顔」「指名手配犯っぽい顔」になってしまう可能性が高いのです。
一方、写真館で撮影すると、プロのカメラマンが「もう少し顎を引いて」とか「肩を少し傾けて」などの指示をしてくれます。
これにより、左右対称すぎない、自然な表情の写真が撮れるため、モンタージュ写真のような不自然さがなくなります。
受験で出願する際の写真はフォーマルで清潔感のあるものに越したことはありません。
よって、できる限り写真館で撮ることをおすすめします。
受験票の写真の印象は合否に影響するのか?
「証明写真が合否に関係あるの?」と思うかもしれません。
結論から申せば、写真が直接影響することはありません。しかし、面接を伴う試験がある場合は写真が与える印象も大切です。受験の書類は「大学に入るための第一歩」となるもの。少しでも好印象を持たれるような写真を用意した方が良いです。
さらに、盲点となるのが「学生証への転用」です。
多くの大学では、出願時に提出した証明写真がそのまま学生証の写真として使われます。
つまり、4年間その写真を使うことになるかもしれません。
アルバイトの面接や身分証明で提示することもあるので、適当に済ませるのは避けるべきです。
受験写真を撮る際の注意点
1. 服装は制服NG!スーツがベスト
大学受験の証明写真は、できるだけフォーマルな服装が望ましいです。
制服で撮影すると、大学入学後の学生証写真として不自然になるため避けましょう。
理想的なのは、黒・紺・グレーのジャケットを着用し、白いシャツを合わせること。シャツだけでは背景と同化してしまうため、ジャケットを着た方が写真映えします。
2. 前髪は目にかからないようにする
顔全体がはっきり見えるように、前髪は整えておきましょう。
特に目が隠れると、暗い印象を与えることがあります。
3. 自然な微笑みを意識する
証明写真では、軽く口角を上げる程度の微笑みが最適です。
歯を見せる必要はありませんが、真顔よりも柔らかい表情の方が好印象を与えます。
4. 男性はネクタイの曲がりに注意
ネクタイが歪んでいるとだらしなく見えます。
事前に鏡で確認し、まっすぐに整えましょう。
5. 女性のアクセサリーは最小限に
ピアスやネックレスなどのアクセサリーは避けた方が無難です。
清潔感のあるシンプルなスタイルを意識しましょう。
証明写真、出願時の注意点
近年、インターネット出願が増え、証明写真のデータアップロードが必要になるケースもあります。
以下の点に注意しましょう。
- 写真サイズ・背景色の確認:大学ごとに指定が異なる場合があるため、要項をしっかり確認する。
- 撮影日を守る:3カ月以内に撮影したものなど、期限がある場合がある。
- データ形式の確認:アップロード用の写真は、JPEGやPNGなど指定されることが多い。
- 複数枚用意する:紙の願書の場合、受験する大学ごとに必要になるため、予備を用意しておく。
たかが証明写真、されど証明写真
大学受験の証明写真は、「ただの写真」ではなく、受験の第一印象を決める大切な要素です。
特に証明写真機での自撮りは、顔が左右対称に補正されることで「犯罪者顔」になりやすく、印象を損ねるリスクがあります。できるだけ写真館で撮影し、自然で清潔感のある写真を用意しましょう。
あなたの努力が実るよう、準備は万全に!
まずは証明写真から、最高のスタートを切りましょう。
医学部受験コーディネイター 猪瀬真司