今回はは、来年度(2026年度)の私立医学部入試日程が大幅に変わるという、重要かつ見落としがちな情報をお伝えします。
昨年、一昨年と同じ感覚でいると、思わぬスケジュールミスをしてしまうかもしれません。ぜひ最後までお読みください。
従来の医学部入試日程の常識が変わる
これまで多くの受験生は、
共通テストが終わったらすぐに私立医学部入試ラッシュ!
という流れでスケジュールを組んできたと思います。
実際、従来は1月下旬から複数の私大医学部の入試が立て続けに実施されてきました。
「2月1日ルール」で大幅変更
文科省の“2月1日ルール”とは?
来年度2026年度は、文部科学省からの「2月1日ルール(?)」の通達に合わせ、2月1日以降に入試日程を変更する大学が増える見込みです。
これは受験生にとって大きなスケジュール変更。
特に一浪以上で過去年度の日程感覚が染みついている人ほど、注意が必要です。
川崎医科大学の例:完全に日程変更
例えば川崎医科大学。
例年1月に一次試験を実施していましたが、2026年度は以下のように変更されました。
- 一次試験:2月1日(日)
- 二次試験:2月7日(土)または2月8日(日)
このように、1月に受験できると思っていた大学が2月に後ろ倒しになるケースが続出しています。
2026年1月実施予定の私立医学部入試日程
もちろん、全ての大学が後ろ倒しになるわけではありません。
数日だけ後ろ倒しになったものの、「ほぼ」例年通りの受験日の大学もあります。
2026年1月実施予定の私立医学部入試日程(現時点で判明している範囲)は以下の通りです。
- 1/20(火)愛知医科大学
- 1/21(水)岩手医科大学・国際医療福祉大学
- 1/22(木)帝京大学①
- 1/23(金)帝京大学②
- 1/24(土)帝京大学③・東北医科薬科大学
- 1/25(日)近畿大学
- 1/26(月)自治医科大学①
- 1/27(火)自治医科大学②
- 1/28(水)兵庫医科大学
- 1/31(土)関西医科大学
例年通りと思っていると危険!
去年までの感覚は通用しない
今年と去年、一昨年とでスケジュール感は大きく異なります。
- 「昨年は共テ後すぐ川崎医科を受けたから、今年も同じ流れで…」
- 「1月下旬は連続受験で忙しかったから、今年もそうだろう」
と思っていると、日程が大幅に違い、空白期間ができたり、準備の順序を誤ったりしてしまうかもしれません。
入試日程は戦略そのもの
受験は戦略が命です。
✅ いつどの試験があるのか
✅ いつ二次試験が入るのか
✅ どの試験を第一志望群に設定するか
これらは全て、日程を正確に把握していることが前提です。
また、1月の試験が減ることで、「共テ後に私立を数校受けてから国公立二次対策に入る」という王道ルートを変更せざるを得ない受験生も出てくるでしょう。
特に一浪以上の方は要注意
現役生は今年度の流れで組めば良いですが、 昨年や一昨年のスケジュール感覚が身についている一浪以上の受験生は要注意です。
「去年と同じ感覚で大丈夫だろう」と思っていたら、試験日が全く違った…ということがないよう、今のうちから最新情報を必ず確認するようにしてください。
最新情報こそ最大の武器
2026年度私立医学部入試のポイントは、
✅ 日程の後ろ倒しが顕著
✅ 例年通りと思っていると危険
✅ 志望校の最新日程を必ず確認する
この3つに尽きます。
どんなに勉強が順調でも、日程を読み違えると、そして受験日程のスケジュールの組み方を大雑把にしてしまうと、大きなロスになります。
準備と心構えが合否を分ける年になりそうです。
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